都市ガスとプロパンガスの違いや見分け方【2023年最新】

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「都市ガスとプロパンガスって何が違うんだろう」「2つとも名前は聞いたことあるけど、イマイチ見分け方がわからないなあ」このように思っている方はいらっしゃいませんか。
毎日使うガスであれば、違いについてしっかり知っておきたいですよね。そこで今回は、2つのガスの違いと見分け方について解説します。

この記事の内容
  • 都市ガスとプロパンガスの違い
  • 都市ガスとプロパンガスの見分け方
  • 都市ガスのメリット・デメリット
  • プロパンガスのメリット・デメリット
  • 都市ガスとプロパンガスの比較
  • ガス自由化について

都市ガスとプロパンガスの違い

AとB

「都市ガスとプロパンガスは同じガスだけど、具体的に何か違うところはあるのかな」と思っている方もいらっしゃいますよね。そこで、2つのガスの違い、メリットやデメリット、料金について解説します。違いについて知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。

何が違うのか

違いについて3つほど解説します。

1つ目の違いは、原料と成分です。都市ガスの成分はメタンで、原料は天然ガスです。一方で、プロパンガスの成分はプロパンやブタンで、原料は液化石油ガスです。2つともガスはガスですが、そもそも原料や成分が違うのです。

2つ目の違いは、供給方法です。都市ガスの場合は、水道と同じようなしくみで、地中のガス導管を通って各家庭に供給されます。一方でプロパンガスは、液化されたガスをガスボンベに入れて、そのボンベを届けることで供給しています。

3つ目の違いは、使えるガス器具についてです。都市ガスを使うのかプロパンガスを使うのかで、使用できるガス器具は異なります。引っ越しの際、ガスの種類を変えるようなことがあれば、ガス器具も変えなければならないので注意してください。

メリットとデメリット

まず、都市ガスのメリットを2つ紹介します。

都市ガスのメリット

1つ目のメリットは、料金が安いことです。料金は、プロパンガス料金の約2分の1~3分の2です。月の料金を比較していただけるとわかると思いますが、都市ガスの方がプロパンガスより安い場合がほとんどです。

2つ目のメリットは、設置のためのスペースが必要ないことです。プロパンガスを利用するためには、家の敷地内にガスボンベを設置する必要があります。都市ガスの場合は、地中にガスを配給するためのガス導管があるため、家の敷地にガスボンベを置く必要がないのです。

都市ガスのデメリット

次に都市ガスのデメリットを2つ紹介します。

1つ目のデメリットは、対象地区が限られていることです。都市ガスの供給にはガス導管を使うのですが、ガス導管は人が密集した都会にしか設置されません。なぜなら、ガス導管の設置費用が高く、その高額の設置費用を回収するために、人がたくさん住んでいる場所にガス導管を置く必要があるからです。なので、田舎や郊外の場合は、そもそも都市ガスが使えない可能性があります。

2つ目のデメリットは、初期費用が高いことです。ガス導管が家の近くにある場合は、10~15万円です。条件が良い場合でこの額なので、条件が悪くなればなるほど費用は高くなります。

プロパンガスのメリット

次に、プロパンガスのメリットを2つ紹介します。

1つ目のメリットは、発熱量が高いことです。ある企業のデータによると、都市ガスの発熱量が11,000kcal/m3に対して、プロパンガスの発熱量は24,000kcal/m3もあります。都市ガスの約2倍であり、発熱量は非常に高いです。

2つ目のメリットは、どこでも使えることです。都市ガスの場合は、ガス導管の工事をする必要がありますが、プロパンガスの場合はガスボンベがあればどこでも使えます。とても手軽に使えるガスだといえるでしょう。

プロパンガスのデメリット

次に、プロパンガスのデメリットを紹介します。

デメリットは、料金が高いことです。都市ガスに比べると、毎月の料金は高いです。ある会社のデータによると、3人家族の1か月のガス料金は、都市ガスで約5000円、プロパンガスで約9500円でした。

料金の比較

2つのガスの料金を比較します。ある会社の調査によると、毎月20㎥使う3、4人家族の場合、都市ガスで3460円、プロパンガスで5609円です。先ほど述べた通り、プロパンガスの方が高いです。1か月でこの料金であれば、年間の費用はさらにかかることがわかります。

都市ガスとプロパンガスの見分け方

都市ガスとプロパンガスを見分ける方法を3つ紹介します。引っ越した際などに、この情報を役立ててください。

1つ目の方法は、ガスボンベを見ることです。建物の外に大きなガスボンベがある場合はプロパンガス、ない場合は都市ガスだと判断できます。

2つ目の方法は、ガスコンロの表示を見ることです。ガスの種類によって、コンロに貼られているシールの表示が異なります。都市ガスの場合は、12A、13Aなどと書かれ、プロパンガスの場合は、LPGなどと書かれています。

3つ目の方法は、警報器の位置を確認することです。都市ガスは空気より軽いので上の方に、プロパンガスは空気より重いので下の方に取り付けられているはずです。

プロパンガスを都市ガスに変更する方法

ガスを変更したいという方もいらっしゃるかもしれません。そこで、プロパンガスから都市ガスに変更する方法・手順を解説します。まず、利用する都市ガス会社を選びましょう。以前であれば、居住地域ごとに使える会社は決まっていました。しかし、自由化が進んだ現在においては、たくさんの会社が都市ガス事業を始めています。そのため、プランや特徴をしっかり押さえてから、会社を選ぶと良いでしょう。セット割などのお得なプランもあるので検討してみると良いかもしれません。

次に、会社や自宅まで来てもらい、都市ガスが使えるのか確認しましょう。都市ガスに変えられる条件が十分にそろっているのか確認しなければいけません。ガス導管が通っているのか、設置工事ができるエリアなのかなどを確認しておきましょう。ガス導管が通せないと、そもそも都市ガスは使えないので、入念にチェックするようにしてください。

ここまで済んだら、工事契約をします。同時に、今まで利用していた会社へ解約の連絡をしましょう。基本的には解約の1週間前までに言うようにしてください。

契約会社を切り替える方法

change

現在の社会では、ガスの自由化が進んでいます。以前までは選べる会社は限られていましたが、今では様々なプランの会社を選ぶことができます。そこで、プロパンガス会社を変える方法、都市ガス会社を変える方法についてそれぞれ解説していきます。

プロパンガスの契約会社を変える

今現在使っているプロパンガス会社を変えたいという方もいらっしゃると思います。しかし、会社の変更はできる場合とできない場合があるのです。それぞれ解説するので、参考にしてくださいね。

できる場合

まず、一軒家の場合は、基本的に変更できます。賃貸の場合でも、一軒家であれば大家さんに相談して、比較的簡単に変更できると思います。今一軒家に住んでいて、会社を変えたいという方は大家さんに相談してみると良いと思います。

できない場合

アパートのような賃貸住宅にお住まいの方は、原則変更できません。大家さんの許可がいるのに加えて、建物全体で会社を切り替えないといけないからです。そのアパートの住人全体に影響するため、会社の変更は簡単にはできないのです。

都市ガスの会社を変える

ガス自由化とは

ガス自由化とは、料金やプランの内容により、消費者が自由にガス会社を選べる仕組みのことです。自由化による消費者への最大のメリットは、料金が安くなったことだといえるでしょう。自由化によって、ガス業界に参入する企業が増えたことにより価格競争が起こりました。そのため、競合よりも安い料金設定にすることで、多くの顧客を獲得しようという動きが起こっているのです。都市ガスの会社でも、会社を変えられない場合があります。

プロパンガスの会社にも言えることですが、引っ越した地域にガス会社が1つしかない場合は、会社を変えることはできません。さらに、大家さんが一括で料金を支払っている場合は、住居別のガスメーターがないため、変更できません。

まとめ

今回は、都市ガスとプロパンガスの違いについて紹介しました。違いとしては

  1. 成分や原料
  2. 供給方法
  3. 使用できるガス器具

を紹介しました。

さらに2つのガスを見分ける方法として、

  1. ガスボンベを見る
  2. ガスコンロの表示を見る
  3. ガス警報器の位置を確認

を紹介しました。

他にも、2つのガスのメリットやデメリット、会社の切り替え方法などについて解説しました。ぜひ参考にしてくださいね。

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